「安全」「安心」「美味しい」「楽しい」でもたまに「きらい」


子どもたちの味覚の発達は、3歳から4歳がピークと言われています。「初めての食材」を保育園の給食で食べる園児たちもいると思います。ハンバーグやから揚げは園児に人気のあるメニューですが、 「酢の物」「ピーマン」は、嫌いな食べ物の代表。好きにさせるとまでは言いません。ただ、味付けや調理方法の工夫で嫌いにはならないよう工夫して給食作りをさせていただいています。

「ピーマン」たべられた!! の「笑顔」も私たちの喜びの一つです!!


保育園給食に求められるもの


幼児期は、将来の食事の基礎をつくる大切な時期です。栄養のバランスはもちろん、初めての集団生活でのマナーを覚えたり、バリエーション豊かな食材に触れることで、将来の食の基礎を作っていきます
家で食べられなかった食べ物も、みんなと一緒なら食べられる!! 様々な食べ物を成長に合わせた切り方、サイズや形を変えるといった調理方法で食べるものを増やしていき、食べる事の素晴らしさを伝えていきます。


「食育」についての考え方


昔、小学校給食の給食では、全部食べるまで休み時間も給食を食べさせるなどということもありましたが、最近では、給食のお残しが当たり前になっており、苦手な食べ物を克服するなどといった「食育」は園での給食が、実質最後になっています。また、小学校は給食の時間が短く、食べるのが遅い子は給食自体が苦手になってしまうこともあるようです。
園の給食では、苦手な食べ物をできるだけ食べやすいように調理したり、噛みやすいように柔らかく調理したり、逆に秋ごろからは咀嚼の練習で少し歯ごたえを残したりしながら、小学校に上がるまでの「食育」を進めていきます。
また、ご家庭ではあまりなじみのない食材【大豆などの豆類・魚などの煮物など】を豊富に献立に反映することで、小学校などでよく使う食材に慣れさせることで、食わず嫌いを無くしていきます。
季節感のある食材や、けんちん汁などの郷土料理、ほうとううどんなどの行事食に触れることで、食に関する歴史や、日本の文化である伝統行事について知ることで、食が楽しいものであると感じるとともに、飽きのこない献立作りを実践しています。


What' New更新情報・お知らせ

2024/5/1
ホームページアップNEW